石川のガラス、その現在地
伝統工芸が暮らしに深く息づく石川県では、1980年代より地域活性と新たな文化の創出を目指し、「新しい工芸」として存在感を増してきたガラスに注目、その振興に取り組んできました。なかでも、世界的な動向を広く発信する役割を果たした国際的な公募展「国際ガラス展・金沢」の開催と、ものづくりを支える次世代の作家育成を掲げる「金沢卯辰山工芸工房」の取り組みは、ガラス文化・芸術の発展に大きく寄与しました。政策による後押しと、伝統工芸が人々の生活に溶け込む風土の中、石川のガラスは諸工芸と互いに影響しあいながら独自の表現を高 2023めてきました。この地で学んだ作家たちは唯一無二の表現を打ち出し、国内外で高い評価を得ています。
本展では、石川におけるガラス芸術の40年あまりの歩みを振り返りながら、公募展入選者をはじめ石川ゆかりの作家たちの作品を通して、躍動し深化するガラス芸術を紹介します。石川で磨かれた表現、ガラス造形の豊かな表情をどうぞご覧くだい。
作品キャプション:《Unearthed/Bowl/》ウラジミール・プロハズカ 2003年 公益財団法人石川県デザインセンター蔵/《極 #19》神代良明 2022年 作家蔵/《生生1 》 寺澤 季恵 2023年 作家蔵
