特別展「光をまとう」
光を透過・反射するガラスで作られる造形は、光を受けることで形や質感が強調され、内部に溜まる光は、その表情を一変させます。また、普段は気に留めない光を意識させるように、触れることができない、あるいは隠れて見えない「なにか」の存在を私達に示してくれます。本展は、光とガラスとの関係性を見つめ、造形表現に取り組む作家たちによる展覧会です。光によって引き立つガラスの表情と、そこに見えてくる「なにか」の気配を感じとることで、鑑賞者が新たな気づきを得る機会となれば幸いです。
作品左から
Wait The Light/扇田克也/2023年/作家蔵
ガラスの中の瞬間/奥野美果/2002年/石川県能登島ガラス美術館蔵 撮影:岡村喜知郎
樹海 #2011/佐々木雅浩/2020年/作家蔵